月々の住宅ローン、いくらが妥当??

2018.09.30

住まい

「あの人はいくらの物件を買っているの??」の記事では、年収に沿った物件金額の“総額”についてお伝えしました。ご自身の年収と照らし合わせながら、理想のお住まいに夢を膨らませていらっしゃる方も多いことと思います。しかし、それと同時に、

 

「果たして自分が月々いくら支払うことになるのだろうか」

「自分の年収に対して月々いくら返すのが妥当なのかわからない」

 

といった月々の家計の工面について疑問や不安も感じていらっしゃるのではないでしょうか。そこで、今回のコラムでは、無理なく返済するために住宅ローンはどの程度が妥当なのか考えていきましょう

 

 住宅ローン、いくらまで借りられる?】

皆さんは住宅ローンを組むにあたり、おおよそどのくらいの額なら借りることができるのかご存知でしょうか。住宅ローンの有名な商品である「フラット35」を例に考えていきましょう。住宅ローンを組む時の重要なポイントの一つに「返済比率」があります。返済比率とは、年収に対する一年間の返済額の割合であり、「フラット35」であれば、返済比率は400万円未満だと30%、400万円以上だと35%が返済比率の上限になります。具体的には、年収が500万円の場合、年収に対して35%に当たる175万円が1年間に返済に充てることのできる上限額になります。

返済比率は払える額?】

返済比率を基にご自身がどのくらいの金額を借りることができるか理解できたでしょうか?ですが、あくまでご自身が借りられる額と、余裕を持って返していくことのできる金額は違うことを認識しましょう。

もう一度年収500万円のケースについて考えます。このケースでは、年間の返済上限額は500万円の35%、すなわち175万円。これを月々で割ると、毎月15万円程度の返済額までであれば住宅ローンを組むことができます。

次に手取り額について考えてみましょう。配偶者有り、扶養親族が2人の場合であれば、一年あたり415万円程度、一月あたり34.5万円ほどが所謂「手取り額」となります。手取り額から住宅ローンの返済額を差し引くと残りは20万円。ここから、食費、光熱費、保険料、通信費、教育費等々をまかないつつ、老後の資金を貯蓄していくことになります。

総務省の家計調査によると、2017年度における2人以上の世帯のうち勤労者世帯について月々にかかる費用は、おおよそ食費7.5万円、光熱費2.1万円、家具家事用品1.1万円、衣服や履物代は1.3万円、保険1.1万円、交通・通信費4.3万円、教育費が1.8万円です。

これらの合計額はすでに19万円。統計では、ここからさらに教養娯楽サービス、交際費や理美容サービスなどその他の支出を合わせて9.4万円が出ていきますので、ローン返済額を差し引いた基準の20万はかなりオーバーしてしまいます。

<平成30年家計調査結果(総務省統計局)>

もちろん各ご家庭によって支出額はばらばらではあるものの、ローンが組めるからといってその限度に近い額に設定してしまうと、家計が回らなくなってしまう事態に陥るかもしれません。

 

【返済比率はいくらが妥当?】

では一体、どの程度の返済比率が妥当なのでしょうか。一般的には返済比率は20~25%程度に抑えるべきといわれていますが、これもあくまで目安。子供の学費や、趣味や旅行の頻度等、各家庭によって支出の額は全く異なります。重要なのはそれぞれの家計がどうなるのかを想像し、ライフプランを作成、それに合わせた返済プランを考えることなのです。

しかし、住宅ローンの組み方、返済プランや資金計画に至るまで、一生分のライフプランを考えることは、容易ではありません。ご自身の思い描く生活は本当に可能なのか、そしてその生活を実現させるためにはどのようなことが必要なのか、ぜひ一度ファイナンシャルプランナーと相談してみましょう。

勿論私たち「スマド」でも、お客様の家計状況をヒアリングし、皆様と一緒に将来の希望する生活を叶えるために、ライフプランを考えています。是非、住まいやお金のことで不安を感じているお客様は、私たちへご相談下さい!

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