「少額の支出で医療費控除!?」セルフメディケーション税制とは?

2018.09.24

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こんにちは、澁澤です。

「皆さん、セルフメディケーション税制はご存じですか?」

初めて聞いたという方も多くいらっしゃると思います。

簡単に言うと、ドラックストアなどで買った薬(市販薬)の合計額一定額を超えると

一部が還元されるという制度になります。

 

具体的に、セルフメディケーション税制とは、家族全員で対象となる市販薬の購入額が年間12,000円を超えた場合、超えた分の金額が課税所得から控除されます。

このような制度が作られた背景には、国民の医療費が高騰しているという昨今の現状があります。

 

今回は、セルフメディケーション税制についてお客様からよくある質問を中心に

詳しく説明させていただきます。

 

  • どういった市販薬が対象なの?

風邪薬、胃腸薬、湿布薬、水虫薬、目薬など

現在約1700品目(平成30年7月時点)が対象となります。

また、病院でもらった処方箋は対象になりませんのでご注意ください。

※個別で対象品目をお調べになりたい方は、

厚生労働省のこちらのページからご確認下さい↓

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html

 

  • どうやって対象の商品を見分けるの?

店舗によっては、セルフメディケーション税制対象商品とポップなどで、案内されているところもあります。また、商品によってはセルフメディケーション税制【税・控除対象】と直接外箱等に印字されているモノもあります。

 

  • 年間で12000円(市販薬)も購入する?

例えば、高齢者で使用されている方も多くいらっしゃる関節痛の薬

コンドロビーEXなどは、約1か月分で9000円を超える高価な品となります。

 

  • どのくらい還付されるの?

例えば、課税所得400万円の5人家族が、年間6万円分市販薬を購入した場合

こちらのような計算方法になります。

60000円(対象市販薬の購入額)-12000円(下限額)=48000円(控除額)

48000円(控除額)にそれぞれの税率をかけた額が減税対象となります。

 

例えば、今回のケースでは……

 

所得税(税率20%)→48000×0.2=9600円

住民税(税率10%)→48000×0.1=4800円

合計14400円の減税となります!

※ただし、控除される購入額は10万円が上限となります。

(10万を超える部分は、控除対象外となりますのでご注意ください。)

 

  • 還付を受けるにはどうしたらいいの?

対象者の条件としては、納税者で健康診断などを

受診している本人とその扶養家族が対象となります。

⇒例えば…夫が会社の健康診断を受けていれば家族全員が対象となります。

(※検診の結果通知書や予防接種の場合は領収書が必要になります。)

 

また、還付を受けるには下記工程を行う必要があります。

(1)購入時のレシートを取っておく。

(2)確定申告をする。

 

【注意】従来からある医療費控除(1年間に自己負担した医療費が10万円を

超えた額を課税所得から控除する)とセルフメディケーション税制を

同時に利用することができない点に注意してください。

 

【澁澤の視点】

これまでは1年間(1月1日~12月31日)に自己負担した医療費の合計が10万円を超えなければ活用できなかった医療費控除ですが、この“セルフメディケーション税制”の施行により、定期健康診断などを受けている人で、対象となる市販薬を家族の購入分を含めて年間12,000円を超えて購入した方は、確定申告をすることで所得控除が受けられるようになりました。少しの手間で節税できるお得な制度であり活用しないのはもったいないです。家計という観点では、収入を増やすのも支出を減らすのも同様のインパクトがあると言えるでしょう。こういった少額の支出から取り組みたいものですね。

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